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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第81章 蜘蛛妖怪と未来の子供達


クグラ「うげっ!何だよこれ!?」
「だから地獄から召喚した使者だって。コイツにあの蜘蛛食べてもらうの。さぁ、行きなさい!あの蜘蛛全部食い尽くしな!!」
そして化け物は巨大蜘蛛を食い荒らす。
ヨルナミ「…なんか見たくない光景ですね。」
「まぁ汚げだしね。特に潔癖ヤタカには辛いでしょうね!」
ヤタカ「…もう既に気持ち悪い。」
ウルキ10「僕もこういうの苦手…。イナミ…。」
10歳のウルキはイナミにしがみ付いた。
イナミ10「まったく!ウルキは弱虫なんだから!てか、ママ凄いね!まさかこんな技まで使えるとは!」
「まぁね!でも…この技を使う毎に地獄へ大金を支払わなきゃいけないから気持ち的には辛いのよ!!」
後日地獄の管理人が集金に来るのである。
イナミ10「ママ金持ってるんだからいいじゃん。」
「いや!金あるなしに関係なく出来ることなら使いたくないの!」
ヤタカ「あぁ、でも国の為にやった事だから国から涼子に必要経費として支払ってもらえると思うよ?」
「マジで!?」
ヤタカ「ちゃんと書類を書いて請求すればね。」
「えー!!じゃぁ、今までのお札にかかったお金も請求できるの!?」
ヤタカ「個人からの以来ではなく国が絡んだ以来ならできるよ。今まで知らなかったのかい?」
「知るか!んなもん!」
ヨルナミ「クグラ…そなたが教えて差し上げればよかったのに。」
クグラ「…俺も知らなかった。」
カンナギ「うわっ!マジで阿保だな!」
クグラ「うるさーい!!」
「クグラってお金のこと無頓着だからね…。」
ヤタカ「まぁ、紳士な僕が後で書類の書き方教えてあげるからこれからはちゃんと請求するようにな。」
「はい。(紳士な僕とかウゼェ…けど書き方教えてもらうから我慢しなくては…。)」
そんなこんなで話してる間に蜘蛛妖怪は食べられて消滅した。
「地獄の使者よ!汝のあるべき処へ戻りたまえ!」
そして地獄の使者も地獄へと帰っていった。
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