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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第81章 蜘蛛妖怪と未来の子供達


ある日の朝、家族で仲良く朝食を食べていると突然天井が光り出した。
「げっ!!何で光ってんの!?」」
そして10歳くらいの男の子と女の子がテーブルの上に落ちてきた。
クグラ「うわっ!!いきなり何だよ!!」
ウルキ「あー!!ウーの朝ご飯がー!!」
イナミ「ちょっと!あんた達!!なんて事してくれるのよ!」
女の子「ごめんごめん。まだ時間移動覚えたてなもんで。」
男の子「お騒がせしてすみません。」
「時間移動??…てか、そこの坊や!クグラそっくり!!」
クグラ「こっちは涼子そっくりじゃねぇか!」
女の子「当たり前でしょ?二人の子供なんだから!」
「は??」
男の子「僕は10歳になったウルキです。」
女の子「私は10歳のイナミ!時間移動の力を使って未来から来たんだよ〜!」
クグラ「嘘だろ…。」
クグラはイナミと名乗る10歳の少女の肩を掴んだ。
クグラ「お前…スゲ〜可愛いな!!マジで涼子そっくりだし!まるで涼子が小さくなったみたいだ!」
そして抱きしめた。ちなみに今は大人の姿である。
イナミ10「ちょっとパパ!!あんまベタベタしないでよ!」
クグラ「いいじゃねぇかよ〜!」
ウルキ10「父さんダメだよ!イナミに触っていいのは僕だけだし!」
イナミ10「は?あんたもヤダし!」
「…10歳になってもあんま二人とも変わってないみたいね。てか、本当にイナミとウルキなの? 」
ウルキ10「本当だよ。それを証拠に父さんが隠し持ってる爺ちゃんから貰った秘密の本の在り処も知ってるし。」
クグラ「だー!!余計なこと言わんでいい!!
「うん。本物のようね。私が異世界へ移動できるくらいだから時間移動くらいできるようになったとしてもそんな不思議なことでもないし。」
イナミ10「よかった〜。信じてもらえて!時間移動の力は猿みたいな鞘のところで修行してできるようになったんだ!」
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