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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第78章 ヘアカット事件


「イナミ泣かないの。短過ぎるけどこれはこれで可愛いよ?」
ウルキ「そうだよ!イーちゃん可愛い!ね?ヒキチュもトミテもそう思うよね?」
ヒキツ「イーちゃんかあいいよ!(可愛いよ)」
トミテ「おでは今のイーちゃんもしゅきだぞ!」
「ほら、みんな可愛いって!」
イナミ「違う…可愛くないもん!前の髪型がいい!元に戻して!」
クグラ「んなこと言ってもなぁ…伸びるまで我慢してくれよ。前髪短くてもイナミは充分可愛いぞ?」
イナミ「ゔ〜…嫌なの!!パパの下手くそ!へっぽこピー!!うんこたれ!お前の母ちゃん出〜べそ!!」
クグラ「元はと言えばお前が突然動くのが悪いんだろうが〜!!」
普段娘に甘いクグラだが流石に怒った。
イナミ「んぎゃー!!パパのバカー!!」
イナミは更に大泣きである。
「イナミが悪いよ。動いたのは自分でしょ??それにパパに悪態付くのは良くないよ!」
クグラ「そうだそうだ!俺の母ちゃんのこと知らねぇくせに!出べそじゃねぇからな!」
「突っ込むところそこなのね。」
するとそこにカンナギがやって来た。
カンナギ「おう!この前言ってたラーメン貰いに来たぜ〜!…どうしたんだ?」
「あぁ、カンナギ。イナミが前髪切り過ぎちゃって愚図ってるのよ。」
クグラ「自分が動いたのが悪いくせに人の事、うんこたれだのお前の母ちゃん出べそだの悪態付くしさ!」
イナミ「だっで…ごんなあだま嫌なんだもん!!」
カンナギ「…別に変じゃねぇよ。」
イナミ「えっ…?」
カンナギ「それはそれで可愛いんじゃねぇか?」
イナミ「……本当に??」
カンナギ「あぁ。俺はいいと思うぞ?」
イナミ「……………カンナギがそう言うならこの髪型でいいや!」
クグラ「おい!俺らが可愛いって言っても納得しなかったくせに!!」
ウルキ「そうだ!ウーも可愛いって言ったのに!!」
イナミ「カンナギは特別なのー!」
カンナギが可愛いと言ってくれたことによりあっさり機嫌を直すイナミなのであった。
クグラ「くそ〜!!カンナギめ!!」
ウルキ「イーちゃんをたぶらかしたなぁ!!」
カンナギ「たぶらかしてねぇし。」
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