第78章 ヘアカット事件
クグラの子供達はいつも髪の毛が伸びてくるといつもクグラの風で切ってもらうのである。
ウルキ「パパ〜!早く切って〜!」
ヒキツ「ヒーちゃんが先だよ!」
トミテ「ちやう!(違う)おでが先だ!」
クグラ「ほらほら、順番にやってやるからな!」
そして風で髪を切る。いつも同じ髪型なのですぐに終わるのである。
ウルキ「パパって凄いよね!」
ヒキツ「髪じょうじゅー!(上手)」
トミテ「おでカッコイイだろ??」
クグラ「おう!お前らみんな俺にそっくりでいい男だぜ!!」
みんな体の大きさは違うが顔も髪型もそっくりなのである。まるでマトリョシカ。
イナミ「ちょっと〜!私の髪も早く切ってよね!」
クグラ「あぁ、悪りぃ!今切ってやるよ!」
イナミ「あんま短くし過ぎないでよね!」
クグラ「分かってるよ。じっとしてるんだぞ?」
風で両サイドと後ろを切る。そして最後に前髪を切ろうとした。
イナミ「あー!!ウルキ達!!おやつ先に食べるなー!!」
前髪を切ろうとした瞬間イナミがおやつに気を取られ動いた。
クグラ「……んがー!!」
イナミ「ん??」
「クグラどうしたの?大きい声出し………あ〜ぁ…やっちゃった…。」
イナミの前髪がかなり短くなってしまったのだ。
クグラ「なんで最後の最後で動くんだよ!!」
イナミ「私の髪どうしたの??」
「前髪がだいぶ短くなっちゃったみたいね…。」
イナミ「えー!!なんでよー!!」
クグラ「お前が突然動くからだろ!!」
イナミ「だってウルキ達が……それより!ママ!鏡!!」
「はいはい。」
イナミは鏡で自分の顔を見た。
イナミ「うっ…こんなのヤダー!!」
予想通り大泣きである。