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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第71章 紙芝居


クグラ「とりあえず俺を大人になるまで育ててくれよ!」
ヨルナミ「…自分の分の食料は自分で調達し洗濯も自分でやればいいでしょう。」
クグラ「育てる気ねぇな!?」
そんなこんなでクグラはヨルナミばあさんとヤタカじいさんの家に居候することになりました。
そしてあっという間に大人になりました。
ヨルナミ「時が経つのは早いもんですね。クグラもいい歳になって。」
ヤタカ「そうだな。さっさと嫁でも貰って僕達の介護を頼むよ。だいぶ前に女遊びし過ぎて神鞘をクビになってから無収入で施設にも入れん。」
クグラ「介護はともかく嫁は探しに行くぜ!」
そしてクグラは嫁探しの旅へ出かけました。
クグラ「嫁はどこだ〜嫁はいねぇか〜!」
なぜかナマハゲになりきって探します。
すると背の高めの女性を見つけました。
クグラ「おっ!いい女そうだなぁ…ちょっと顔を拝見!」
見てみると顔立ちの綺麗な女性でした。
クグラ「おっ!いい女!彼女〜俺と一緒に遊ばない?」
昔ながらの安いナンパで女性を誘います。
女性「あ?俺は今恋人を待ってんだよ。声かけんな!」
クグラ「ん?俺??」
?「カンナギ。待たせたな。」
カンナギ「アカチ!」
二人は抱き合いました。
アカチ「この上半身裸の男は誰だい?」
カンナギ「さぁ?今ナンパされたんだ。」
アカチ「なにー!?このアカチ様の恋人に声かけるとはいい度胸だ!地龍!!」
アカチは劍神でクグラを攻撃しました。この物語ではクグラは劍神を持っていないのでとっとと逃げました。
クグラ「おっかねー!!」
そしてまた嫁探しの旅を続けます。
すると、かなりふくよかな女性がいました。
クグラ「…あれはスルーだな。いくらなんでもデカ過ぎる。」
通り過ぎようとすると、ふくよかな女性に捕まりました。
クグラ「んげっ!!」
?「まぁ、可愛いお方!」
クグラ「…悪いが今急いでいる。」
逃げようとするが女性は離してくれません。
?「待って!私、ヒモロゲといいます!是非私と付き合ってください。」
突然告られたクグラ。
クグラ「いや…今放浪の旅をしているところでな…誰かと付き合うのは無理なんだ。」
ヒモロゲ「そうおっしゃらずに!私のダーリン!!」
そして強引に連れ去られたのです。
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