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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第71章 紙芝居


その頃ヨルナミばあさんとヤタカじいさんは
ヨルナミ「クグラ遅いねぇ…。撃沈したんかね。」
ヤタカ「こんなことなら女の口説き方を教えておけばよかった…。」
お茶を啜りながらクグラの帰りを待っていました。
そしてクグラとヒモロゲは
ヒモロゲ「さぁ!ダーリン!ここが私と二人の愛の巣よ!」
クグラ「勘弁してくれー!!」
その後二人は幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし!』

クグラ「全然めでたくなーい!!」
「ん?」
クグラの方を見るといつもの神鞘ズも来ていました。
カンナギ「下らねぇ話をガキ共に聞かせやがって。なんで俺とアカチが恋人なんだよ!」
ヤタカ「僕は女遊びなんてしたことないぞ!!」
ヨルナミ「なんで私がおばあさんなんですか!?しかも相手はヤタカだし!」
「え〜、別にいいじゃん!ただの作り話なんだから!」
クグラ「ダメだ!俺の嫁は涼子だけなのに!ヒモロゲなんてとんでもない!!」
「煩いなぁ。てか、みんな最初から聞いてたの?随分と暇なのね。」
ヤタカ「たまたま用事で来たら君が子供達に紙芝居を見せてて僕らが出てきたからつい聞いてしまっただけだ!」
クグラ「つーか…涼子、まさかこの前のこと根に持って俺とヒモロゲをくっつけたのか!?」
ヨルナミ「何かあったのですか??」
「ふっ…あのことは一生忘れないわ。私のカレーの肉勝手に食いやがってー!!」
ヨルナミ「は?カレーの肉??」
「昨日の夕飯カレーでね。大きい肉最後に食べようと思って残しておいたのに…クグラの奴…私が目を離した隙に食いやがってー!!許さん!!」
カンナギ「…下らなっ!!」
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