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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第68章 魔法薬(ヤタカが可哀想です)


ウルキ「あっ!!ヤベェぞ!!兄さん、ヤタカと言う名のウルキから離れろ!」
「あの泣き方は絶対やらかすわ!!」
イナミ「あたちあっちに行〜こう!!」
見たくないのでイナミは逃走した。
ヨルナミ「はっ?やらかすってなんだよ?」
ウルキ「ガキが泣いてやらかすとしたらアレしかないだろ!」
カンナギ「…まさか!?」
「お漏らしよー!!ウルキー!!まだ出さないでー!!」
涼子は防水シートを持ってヤタカの姿のウルキの方へ走る。
クグラ「嘘だろ!?僕の姿でやめてくれー!!」
ヤタカ「ふぇ〜ん!!」
が、間に合わなかった。抱きつかれていたエトは間一髪逃げたので無事だったが床の上は大惨事である。
ヨルナミ「ぷっ!!ヤタカが…ギャハハハハハ!!」
カンナギ「カンナギ!笑っては……ぷふっ!」
クグラ「あー!!もぅ僕を殺してくれー!!」
「あ〜ぁ…こりゃ片付けが大変だわ。」
エト「…ヤタカ様じゃなくて本当にウルキだったようだな。…じゃぁこのウルキは本当にクグラなのか!?」
ウルキ「そうだよ!ちゃんとシナドだって出せるんだぜ?」
エト「…クグラ。こんなに小さくなって…。」
ウルキ「いや、小さくなったんじゃなくてウルキになっちまったんだって!」
エト「…可愛いなぁ。昔のクグラを思い出す。」
エトはウルキの姿のクグラを抱きかかえた。
ウルキ「おい!兄さん!何するんだよ!?」
エト「属鞘会議行こうな?」
ウルキ「恥ずかしいから下ろしてくれよ〜!!」
エトはクグラを連れて会議へ行ってしまった。
「行っちゃったぁ…。ヤタカのお漏らしの後始末手伝ってほしかったのに。」
クグラ「僕のお漏らしとか言うなー!!あぁ…今日は最悪だ…。」
カンナギ「お気の毒に…。」
ヨルナミ「とりあえず神意は使えるし明日には元に戻るんだし、俺はこのまま帰るぜ。仕事があるしな。」
カンナギ「私もそろそろ失礼します。涼子さんのところに行ったらこのようなことになったと言えば属鞘達も分かってくれるでしょう。」
クグラ「僕は…帰りたくないな…。こんな姿でキクリと一晩過ごしたくない。それにウルキがまた何かやらかして黒歴史を増やしそうで…。」
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