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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第68章 魔法薬(ヤタカが可哀想です)


「みんな、とりあえず言い合いはやめてね!」
ヨルナミ「何でこんな事になったんだよ!?」
「パパが私の荷物に勝手に魔法薬を入れたのよ。で、安全な所にしまっておこうとしたらぶつかってこんな事に…。」
ウルキ「そんなぁ!なぁ、涼子!早く戻してくれよ!」
「元に戻す方法なんだけどね…ないのよ。」
クグラ「なにー!?ずっとこの下品な格好をしてなきゃいけないのかい!?」
ウルキ「下品下品煩ぇ!!」
カンナギ「いや、格好に関しては着替えればいいだけでしょ。私たちはずっと戻れないのですか??」
「一日経てば魔法は解けるみたいだけど…。一日はどうにもならないのよ…。ちなみにこれは入れ替わったというか姿が変化しただけだからみんなの劍神はいつも通り使えると思うよ?」
ヨルナミ「…確かに俺のホムラだ。」
カンナギ「よかった…我がナキサワ…。」
クグラ「とりあえず公務はなんとかなりそうだが…」
カンナギ「民が混乱するからあまり見られないようにした方がいいでしょうね。」
ウルキ「とりあえず人前で神意を使わないで済むように祈るしかねぇな。にしても…カンナギの姿でその喋り方スゲー変だな。」
ヨルナミ「それを言うならヤタカが一番変だろうが!ママぁって鼻垂らして泣いてるぜ?」
ヤタカ「ママぁ…ウーこの姿ヤダよぉ!イーちゃんがいじめる〜。」
イナミ「や〜い!ウーの奴スケコマ紳士になってやんの〜!」
クグラ「スケコマ紳士はやめろと言っただろうがー!!だいぶ前だがキクリと約束しただろ!?」
イナミ「あぁ、キクの前では言わないよ?」
クグラ「っ!!可愛くない奴!!」
「こらこら!イナミはもぅ黙ってなさい!」
話しているとエトがやってきた。
エト「失礼致します。クグラ様、ご公務のお時間です。」
ウルキ「あぁ、属鞘会議のこと忘れてた!!今行く!」
エト「?ウルキ?何を言っている?」
ウルキ「いや、俺クグラなんだって!」
エト「クグラはそこまで小さくないぞ?」
ヤタカ「エト〜、ウーはこっちだよぉ。」
ウルキは半泣きでヤタカの姿でエトに抱きつく。
クグラ「あー!ウルキ!僕の姿でエトに抱きつくな!」
エト「??ヤタカ様…ご冗談はおやめください。」
ヤタカ「スケコマシじゃなくてウーなのにぃ…ふぇ〜ん!!」
ウルキは大泣きする。
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