第68章 魔法薬(ヤタカが可哀想です)
「ちょっと!こんな姿とは何よ!?私の愛するクグラの姿なのに!」
ヨルナミ「お前よく平気で愛するクグラとか言えるな…。」
カンナギ「まぁ、ウルキを今日は外へ出さなければ大丈夫でしょう。ヤタカ、そなたも仕事があるでしょう?帰りますよ。」
クグラ「…不安だ。なんか凄く不安…。」
そして次の日通信鏡にて
カンナギ「無事に元に戻ったぜ!」
ヨルナミ「私も。やっぱりこの姿が落ち着きます。」
「よかったぁ。パパが持たせた薬のせいでごめんね。」
ヤタカ「で、無事に元に戻ったが…ウルキは僕の姿で何かやらかしたりしなかったか?」
「…たぶん大丈夫。」
ヤタカ「たぶんって!?実は何かあったんじゃないのかい!?」
クグラ「…ケツ拭いてって言われたのがちょっとアレだったかなって…。」
ヤタカ「は!?なんでケツ!?」
「ウルキが夜にうんちしたのよ…。」
クグラ「で、ケツが拭けないから拭いてくれって…お前の姿でさ。」
ヤタカ「………。」
カンナギ「ぷっ!!で?どっちが拭いてやったんだ?」
クグラ「俺だよ。涼子にヤタカのケツ見せるわけにはいかねぇからな!」
カンナギ「ギャハハハハハ!!クグラにケツ拭かれるとか…ギャハハハハハ!」
ヤタカ「カンナギ!下品な笑いはやめたまえ!!」
「あと、寝る時の抱っこはキツかったわね…。」
ヤタカ「え!?まだあるのかい!?」
カンナギ「ウルキの奴未だに抱っこで寝るんかよ?」
「そうなのよ。で、ヤタカの姿で抱っこって言うから困っちゃって。」
クグラ「ヤタカが俺の涼子に抱かれるなんて許せねぇからな!だから俺が抱っこして寝かしつけた!いや〜大の男を抱いて寝たなんて初めての経験だったぜ…。」
ヨルナミ「ぷっ!!……クグラが…ヤタカを抱っこ…。」
カンナギ「…ギャハハハハハ!!」
ヤタカ「わー!!もぅヤダー!!」
ヤタカは通信を切った。
カンナギ「ギャハハハハハ!!やべぇ!!笑いが止まらねぇ!!
ヨルナミ「……なんかお気の毒でしたね…。ぷっ!!」
「可哀想なことになっちゃったわね。」