第66章 妖刀
盗賊「『お前の土手っ腹の肉を切り取って食ってやるわー!!』」
「なんだとこの野郎!!」
ちなみに来る前まで食べててまだ消化してないのでお腹が膨れ気味なのである。
そして盗賊とのチャンバラが始まる。
盗賊「『小娘の癖にしぶといな!さっさと切られろ!』」
「お前こそさっさとその男から離れてさっさと封印されな!!』」
涼子が思い切って妖刀に向かい刀を振りかざそうとした時、妖刀は涼子の腹目掛けて切りかかった。
「ぎゃっ!!」
涼子は倒れた。
クグラ「涼子ー!!この野郎…よくも涼子に!!」
取り憑かれているとはいえ人間に向かって神意を使うのを躊躇っていたクグラだったが涼子を切られもう我慢の限界だった。
クグラ「極飛!!」
盗賊「ぐあっ!!」
クグラ「涼子を傷付ける奴は許さねぇ!!風で切り刻んでやる!!」
盗賊は気絶して妖刀が一旦手から離れた。
「待って!クグラ!!私は大丈夫だから…。」
クグラ「だってお前、腹を切られて…。」
「大丈夫なの。中に防護服着てるから!ちょっとびっくりしただけ。」
クグラ「なんだよ…びっくりさせやがって…。よかった…俺、涼子が大怪我したか死んじまったかと思って…。」
クグラは涙を流す。
「心配かけてごめんね。」
涼子はクグラを抱きしめた。