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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第66章 妖刀


盗賊「助けてくれー!!『誰か切らせろー!!』」
カセフノの村で盗賊の男は刀を振り回しながら叫んでいた。
この盗賊の持っている刀は妖刀で大昔に封印されていた物なのだがこの盗賊の男が妖刀を盗もうと封印を解いてしまったのである。
民1「アレは!?大昔に封印されてた妖刀じゃないか!?」
民2「本当か!?なぜお前が知ってるんだ!?」
民1「そんなの、誰か知っている者が居ないと話が進まないからに決まってるだろ!?妖関係は涼子様の出番だ!」
民2「なるほど!確かに涼子様の出番を作るにはお前は必要な役だったようだ!」
民は涼子を呼びに行く。

「で?このアホが刀盗もうとして取り憑かれたわけか。」
民1「そのようです。お願いします。なんとかしてください。」
民2「このままでは誰か切られます。」
盗賊「誰かー!この刀取り上げてくれよー!!『首を切りるのだ!腹も裂いて中身を抉り出せー!!』」
クグラ「つーか、今のところ被害者はいないみたいだが…よくみんな無事だったな?かなり物騒なこと言ってるぜ?」
民1「とりあえず近付かなければ大丈夫なようです。」
「でもまぁ、このままにしとくと喧しいからさっさと祓ってまた封印しないとね。」
涼子は除霊用の刀を出した。
クグラ「涼子…気をつけてくれよ。アホそうだが相手は刃物持ってるんだから。」
「大丈夫よ。コラ!そこのアホ盗賊!この三神涼子様が相手よ!!」
盗賊「頼む!この刀を俺から取ってくれ!!『ハハハ!小娘が私の相手になるものか!』んがー!!」
盗賊は涼子に向かってきた。
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