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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第6章 妊娠と出産


首都にて

ずっとクグラはソワソワしている。
ヨルナミ「クグラ?どうしたのです?いつにも増して落ち着きがないですよ?」
クグラ「いつにも増しては余計だ!」
カンナギ「ふっ、どうせまた涼子に会いたい〜とか思ってるんだろ?」
クグラ「そりゃぁ会いたいよ。だってもうすぐ生まれるんだぜ?」
ヤタカ「…陣痛が始まったのか?」
クグラ「あぁ、でも生まれるのは夜だろうから仕事あるならさっさと行けってサンババアがよ。男が居たって何もならないって。」
ヨルナミ「サンババアではなくて産婆ですよ。」
ヤタカ「まぁクグラも落ち着かないだろうし今日の会議はなるべく早く終わらせるとしよう。」

その頃涼子はまだ陣痛の間隔が長く落ち着いていた。
「なんかお腹空いたなぁ。」
産婆「まだこれから長いからこれ食べて力付けときな!」
「わぁ!ありがとうございます!いただきます!」
産婆さんに食事を食べさせてもらっていた。

首都ではクグラに気を使い会議を早く切り上げることに。
クグラ「よし!じゃぁ俺は帰る!!」
ヨルナミ「落ち着いたら連絡くださいね。」
ヤタカ「無事に生まれることを祈っているよ。」
カンナギ「あんまり慌てて俺らの迎えの浮舟にぶつかるなよ?」
クグラ「ぶつからねぇから!…ありがとな!じゃっ!」
シナドでさっさと飛んで行った。
ヤタカ「ヨルナミ、今日は『じゃっ!ではなくてさようならと言いなさい』とか言わないんだな?」
ヨルナミ「まぁ今日くらいは大目に見ましょう。」
カンナギ「ちょっとは丸くなったみたいだな。」
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