第63章 黒魔術(グロ注意？)

そして警察へ
「この人が被害者…。」
見たのは涼子と同じくらいの年頃の娘の遺体だった。
クグラ「っ……！酷すぎる…。」
ヨルナミ「まだお若いのに…可哀想に。」
みんなは遺体に手を合わせた。
「じゃぁ…始めるよ？」
涼子は遺体に専用の札を貼り呪文を唱える。
「※¥☆€#＊$￡%★♭♯￠……」
遺体「……あれ、私は…？？なんで？…なんで体に穴が開いてるの？？どうして体が血だらけなのー！！嫌ぁ！！」
遺体は泣き叫ぶ。
ヤタカ「気の毒で見てられないよ……。」
ヤタカは辛い顔をして目を背ける。
「っ！！また苦しい思いをさせてごめんなさい。でもあなたに聞きたいの！あなたを酷い目に合わせたのは誰？？お願い教えて！」
遺体「…あのババアよ！あのババアが私を殺して息子の食事にって！！」
カンナギ「食事ってまさか内臓か！？」
「あのババアって誰なの？？」
遺体「一人で向こうの山奥のボロ小屋に住んでるババアよ！！変わり者で有名な！！息子に私の内臓食べさせるんだって！！いきなり私は刺されてそのまま体を引き裂かれて！！……怖い…嫌…やめてぇ…。なんで私が殺されるの？私何もしてないじゃない！！」
「そうね、あなたは悪くない。あなたを殺した奴が悪いの。絶対犯人を捕まえるからあなたは安らかに眠って…。」
そう言うと涼子は浄化させる札を貼った。
遺体「…あぁ、痛みが…消えてきた…。」
「もう大丈夫。痛いのは終わったから。ごめんね…そして話してくれてありがとう。」
そして遺体は元の遺体に戻った。
クグラ「この娘とんでもない目に遭っちまったな…。」
ヨルナミ「内臓を息子に食べさせるなんて何を考えてるのでしょうか？」
ヤタカ「人間のやることとは思えない。」
カンナギ「そのババアってまさか妖怪か！？」
「それもあるけど…その息子ってのも何かあるかも…。」