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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第63章 黒魔術(グロ注意?)


そして山奥へ向かう。
途中で行き合った民に話を聞いたところその女がブツブツ言いながら徘徊してたのを見たという。
「ここのことかしらね…。」
かなり古びた小屋に辿り着いた。
ヤタカ「うっ…汚い…。」
クグラ「本当にこんな所に住んでんのか??」
ヨルナミ「人間が住むところとは思えませんね…。」
カンナギ「どうせ住んでるのは妖怪かなんかだろ?」
「とりあえず確かめてみましょう。ごめんください!」
涼子は扉をノックした。すると髪がボサボサで目付きの悪い中年女性が出てきた。
クグラ「だー!!鬼ババア!!」
ヨルナミ「クグラ!おやめなさい!いきなり失礼です。」
女「…お前達は誰だ?私に何の用だい?」
「私は霊能者の三神涼子です。最近起きている事件の事でお聞きしたい事がありまして。」
女「…私は知らんよ。帰れ。」
カンナギ「刃物持ってるあんたを見た奴が居るんだよ。」
ヤタカ「話を聞かせてもらえないだろうか?」
女「……じゃぁ、話す代わりにあんたらの内臓をいただくよ!!」
女は刃物を出し襲いかかってきた。だが、あっさりカンナギに抑えられた。
女「くっ…離せ!!」
カンナギ「けっ!離せって言われて離す馬鹿がどこにいる?」
女「内臓が…内臓がもっと必要なんだ!!」
「いったい、内臓をどうしてるの?まさか本当に息子に食べさせてるの!?」
女「…なんだ、知ってたのかい。そうだよ。私の息子の食事にしてるのさ。」
クグラ「なんでそんな気持ち悪りぃことしてんだよ!?」
女「だって仕方ないだろ?息子は新鮮な人間の内臓しか食べられないんだから。動物のはダメなんだよ…口に合わなくて。」
「……まさかその息子って、黒魔術で生き返らせた?」
女「…お前さんよく知ってるんだね。息子は7年前に病死してね…。私はずっと孤独だった。でも黒魔術のおかげで息子を生き返らせることができたのさ!!息子の骨と人形を使ってね。」
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