第60章 ストーカー?
そして翌日城の前にて
女「涼子様!!来てくださったのですね…嬉しい!」
「ハハハ…まぁね。…ところであなたどちら様??」
クグラ「おいおい!知らねぇ奴なのか!?」
「うん。見れば分かるかと思ったんだけど…全然記憶に無くて。」
女「そんな…。この前涼子様が霊を除霊中にぶつかって優しく手を差し伸べてくれたではありませんか!」
「……あっ!なんとなく思い出した!あの時の子ね!」
女「よかったぁ…思い出してくれて…。私あの時に涼子様に一目惚れしました!どうか私とお付き合いしてください!」
「……悪いけど、女の子とそういう関係になるのは無理なの。それに私クグラ以外の人は好きになれないから…。」
女「そんな…どうしてもダメなんですか?」
「ごめんなさい。」
女「やっと…好きになれる人と巡り会えたと思ったのに……私の物にならないなら殺してやるわー!!」
女は悪霊になった。
「げっ!人間じゃなくて霊だったのー!?なんで私、気付けなかったのよー!!」
悪霊「ふふふ、私はね700年以上ずっと霊をやってるの!だから霊の気配を消したり物にも触ったりとやり放題なのよ!!」
クグラ「マジかよ!だからカンナギ達も気付かなかったのか。つーか、涼子!早くお札!!」
「城の前だし、まさか悪霊が相手だとは思わなかったから除霊道具何も持ってこなかったのよー!!」
クグラ「嘘だろー!?」
悪霊「ハハハハハ!!二人まとめてあの世に送ってやるわ!!」
悪霊に攻撃されそうになったのだがその時、とても都合よくイナミが除霊道具を持って現れた。
イナミ「ママー!外出る時は近くでも絶対これ持って行かないとダメでちょ!!まったく!!」
クグラ「イナミ!なんて気が効くんだ!!」
「都合良すぎる展開だけどいいわ!悪霊退散!!」
悪霊「ギャー!!」
涼子は悪霊にお札を投げつけ退治した。
「はぁ…助かったぁ。」
クグラ「イナミのおかげだよな!」
「そうね…。イナミありがとう。」
イナミ「もう忘れ物しちゃダメだからね!ママ!分かりまちたか?」
「はい。分かりましたイナミ様。」
今回はイナミさんのお手柄でした。