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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第60章 ストーカー?


そしてクグラの城へ
クグラ「ただいまぁ…。」
「お帰りなさい!」
涼子はクグラに軽く口付ける。
「ん??どうしたの??」
クグラ「あのさ…さっき変な女からこんな物貰ってさ…。」
クグラは手紙を渡す。
「女って…まさか!?私のクグラに手紙で愛の告白を!?…許せん!どこの女だー!!」
涼子は怒りながら怖い顔をする。
クグラ「落ち着け!俺じゃないんだよ!…その女が涼子にって…。」
「…は?まさか果たし状!?クグラを賭けての戦いかしらね。ふっ…受けて立ってやろうじゃないの!」
クグラ「いや、そうじゃなくて…その女、お前に好意があるらしくて。」
「え!?まさか〜。」
涼子は手紙を読んでみる。
「………これクグラと神鞘ズの悪戯じゃないの?」
クグラ「んなわけないだろ!(そんな悪戯したら半殺しにされるだろうにやるわけがない!)」
「マジで!?」
クグラ「マジだ。」
「…そんな。初めて貰ったラブレターが女の子からだなんて…。」
クグラ「らぶれたーってなんだ??」
「えーと…恋文のこと!はぁ…なんか変な気分だわ。しかも逞しいだの迫力のある顔だの褒め言葉になってないことまで書いてあるし。」
クグラ「涼子って恋文貰ったことなかったんだ。」
「中学の時に何回か直接告白されたことはあるけどね?手紙なんて回りくどいことする人が居なかったのよ。」
クグラ「俺の涼子に告白とは…そいつら許せん!どこのどいつだ!?」
「いや、昔の話だから!てか、明日城の近くに来るらしいけど…。なんか結構変わり者みたいだしあんま会いたくないなぁ。」
クグラ「でも無視して逆上されたらそれはそれで厄介じゃねぇか?俺も一緒にいてやるからさっさと断っちまいな!」
「そうね…嫌なことはさっさと終わらせちゃいましょう!」
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