第60章 ストーカー?
「コラー!!さっさと成仏しなさい!!」
涼子は霊を追いかけていた。
?「きゃっ!!」
「あっ!ごめんなさい。大丈夫??」
涼子は同じ年頃の女の子とぶつかってしまった。
?「あ…はい。大丈夫です。」
「本当ごめんね!ちょっと急いでるからこれで!!」
転んでしまった女の子に手を差し伸べた。そして謝罪すると涼子はまた霊を追いかけて行った。
?「あっ!…行ってしまった…。」
そして数週間後
仕事の関係で神鞘ズが集まっていた。無事仕事を終え立ち話をしていた。
クグラ「なんか最近変な視線を感じるんだよな…。」
カンナギ「あ?変な視線だ??」
クグラ「この前子供らと俺だけでで外で遊んでたんだけどさ…なんか誰が見てる気がしてよ…。」
ヨルナミ「気のせいとかではないですか??」
クグラ「いや…イナミとウルキも誰か見てるって言ってたんだよ。場所を移動しても視線を感じるし、それに今日城から出てからもずっと視線を感じるんだ…。」
ヤタカ「誰かに付きまとわれてるのかもしれないね…。」
ヨルナミ「子供達と外出する時はくれぐれも気をつけてくださいね。」
クグラ「あぁ。」
カンナギ「つーか、今も視線感じてるのかよ?俺らにはよく分かんねぇんだが。」
クグラ「なんか結構離れたところから見られてる感じが…。」
ヤタカ「いっそのことその視線の相手と今からここで話したらどうだい?」
クグラ「えぇっ!なんか気味悪りぃから話すのとかヤダなぁ。」
ヨルナミ「でもずっと見られてる方が嫌でしょう?」
クグラ「まぁそうだけど…。」
カンナギ「ったく!男だったらとっとと面倒なことは片付けちまえよ!………おい!!誰か居るんだろ!?コイツに用があるならさっさと出て来い!!」
すると割と近くから一人の女が出てきた。
クグラ「お前がずっと俺を見てたやつか?」
カンナギ「なんだ女かよ。」
ヤタカ「君はクグラに何か用でもあるのかい??」
女「………これを。」
女はクグラに封筒を渡した。
クグラ「……なんだ?これ?」
女「後で中を見てください。」
そう言うと女は走り去って行った。