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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第55章 離婚の危機!?


ヨルナミの城にて
クグラ「わー!!ヨルナミー!!」
ヨルナミ「クグラ…先ずは挨拶をなさいと何度も注意してますよね?それに人様の城で大声あげるとは………!?どうなさったのです!?」
ボロボロと涙を流すクグラを見てヨルナミは驚く。ちなみに今は子供の姿である。
クグラ「涼子が…部屋に不倫相手を呼んでた。」
ヨルナミ「……涼子さんが?本当に??」
クグラ「…あぁ。扉越しだったけど『夫にこのことがバレたら』とか相手の男が『君を愛してる』とか言ってて…もぅ俺、どうしたらいいのか。」
ヨルナミ「………あの涼子さんがまさか…でもクグラは実際聞いたわけですし…兎に角先ずは本人達に話を聞いてみて今後どうするのか考えてみては?状況的に別れてそれなりの制裁を与えるべきかと思いますが…。」
クグラ「…俺、涼子のことまだ好きだからできれば別れたくない…。でもあんな話聞いてこのまま夫婦でいれる自信もないし…。」
ヨルナミ「まぁそうでしょうね…。とりあえずまだその不倫相手が居るかもしれませんし、城へ戻ってみましょう!」
クグラはヨルナミと一緒に城へ向かった。ヨルナミってなかなか付き合いのいい男である。
そしてカセフノに向かう途中カンナギとヤタカに会った。
カンナギ「なんだお前らこんな所で何やってるんだ?」
ヤタカ「クグラ…なんか元気ないようだがどうかしたのかい?」
ヨルナミ「今から二人でカセフノへ行くところなんです。クグラは……」
クグラ「…涼子が不倫したんだ。」
カンナギ「は?どうせまた早とちりだろ?」
ヨルナミ「いや…今度は見てしまったというか聞いてしまったというか…。」
クグラ「部屋に不倫相手と一緒に居てさ…『愛してる』だの『夫にバレたら』とか言ってたんだよ…。今度は絶対不倫だー!!」
クグラはまた泣き出す。
ヤタカ「あの涼子がまさか…。これは裁判官として事実を確かめなければ。場合によってはそれ相応の制裁を受けてもらおう!」
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