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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第54章 ヤタカの夢


クグラ「兄ちゃん!何言ってるんだよ!父さんは俺らを捨てて出て行ったじゃねぇか!」
ヨルナミ「女を作ってね…。ろくでなし亭主が…。」
やっぱ父さんはカンナギっぽいな。なんかヤダなぁ。
ヨルナミ「あのろくでなし…アカチなんて愛した私が馬鹿だったー!!」(泣き出す。)
アカチー!?えっ!?普通に考えてアカチの相手と言ったらカンナギじゃないか!?ヨルナミの相手はヒルコかクグラだろ!!
クグラ「あー!兄ちゃんが母さん泣かしたー!!父さんのことは言うなって自分が言ってたくせに!!」
「お母さん!泣かないで……。」
なんか実はドロドロした家庭だったんだなぁ…。
ヤタカ「なんか…すまない。あの…ごめんなさい。」
ヨルナミ「…いや、私こそお前達の前で…泣くべきではありませんでした。…さぁ気を取り直して夕飯の支度始めないと…。」(台所へ向かう。)
ヤタカ「…なぁ、涼子にクグラ。カンナギってここにいるのか??」
カンナギはどぅなのか…なんか気になるんだよなぁ。
クグラ「は?当たり前だろ??」
「そっちの部屋に居るよ!カンナギおいでー!!」
カンナギは涼子の弟か??………ん??
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