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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第54章 ヤタカの夢


ヤタカ「ここが…僕らの家??」
普通の民家だな…。
クグラ「何を今更?みんなでずっと住んでる家だろ?ただいまー!!」
「ただいまー!!」(ヤタカから降りて家に入っていく。)
?「お帰りなさい。みんな手を洗ってらっしゃい。」
お母さんって誰だ?………え??ヨルナミ!?なぜに!?
ヨルナミ「ほら、ヤタカも手を洗ってらっしゃい。」
ヤタカ「ヨルナミ…なんで君が僕の母なんだ!?なんで女の衣を!?」
ヨルナミ「何を言ってるのです??」
ヤタカ「だって君は男だろ!?」
ヨルナミ「母に対してちょっと失礼じゃないですか?私のどこが男だと??」
ヤタカ「確かに女顔だが体は普通に……おと…こ??」
なんだ!?よく見ると胸ある!?それに華奢になった気も…。
クグラ「母さん、兄ちゃんさっき昼寝から起きたらおかしいんだよ!」
「あたち達のこと分からなかったんだよ!」
ヨルナミ「寝ぼけてるんですかね?まぁいいです…いつまでも寝ぼけてないでさっさと手を洗って夕飯の支度手伝ってください。」
「あたちもてちゅだいする!」
ヨルナミ「涼子…気持ちは嬉しいですが火や包丁など使って危ないですから手伝いはヤタカに任せて涼子はクグラと遊んで待っててください。」
「ん〜分かった!クグラお兄ちゃんの面倒見てあげる!」
クグラ「違うだろ!俺が涼子の面倒見るんだって!」
ヨルナミ「ふふふ。」
なんか…ほのぼの家庭って感じだな。そういえば父さんは誰なんだろう…まさかカンナギじゃないよな!?カンナギだったら……絶対父さんなんて呼びたくないー!!
ヤタカ「…そういえば父さんは??」
ヨルナミ「……………。」(背を向け俯く。)
あれ?なんで??聞いてはいけないことだったのか??
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