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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第54章 ヤタカの夢


今回はヤタカの夢の中のお話です。

ヤタカ「ん…?此処は??」
僕は何故か花畑で眠っていた。
ヤタカ「何故こんな所で…。」
しかもいつも着てる服じゃない…。まさか天国じゃないよな!?
?「お兄ちゃ〜ん!!どこ〜??」
どこからか子供の声が…誰だ??
?「あーっ!お兄ちゃん!見っけ!クグラお兄ちゃん!ヤタカお兄ちゃん見ちゅけたよ!」
誰だ…この小さい娘は??それにクグラお兄ちゃん??ヤタカお兄ちゃん??
クグラ「本当だ!つーか、兄ちゃんここで寝てたな!?」
ヤタカ「君は…クグラかい?」
クグラ「は?当たり前だろ??」
更に小さくなってる…。
ヤタカ「そっちの小さい娘は…?」
イナミにそっくりだが…まさか!?
「涼子に決まってるでちょ!」
やっぱりー!?クグラより小さい!!なぜこのような…あっ、これは夢だな!夢に違いない!早く目を覚まそう!
クグラ「兄ちゃんどうしたんだよ??」
んがー!!どうやったら目が覚めるのか分からないー!!
「なんかお兄ちゃん変ね。もぅお家帰ろうか?」
クグラ「そうだな。兄ちゃん帰ろうぜ!」(ヤタカの左手を取って引っ張る)
「お兄ちゃんおんぶー!!」
涼子め…いつも僕にプロレス技かける癖に甘えてきやがった…。
ヤタカ「自分で歩きたまえ。」
子供相手にちょっと冷たかったか?
「うぅっ………。」(涙目でヤタカを見る。)
クグラ「涼子は小さいんだから!可哀想だろ!ケチケチしないでおんぶくらいしてやれよ!」
ヤタカ「……分かった。」
「やったぁ!お兄ちゃんしゅき!(好き)」(笑顔になる。)
大泣きされなくてよかった…。………なんか涼子にしては可愛いような気もしてきたな。
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