• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第51章 カンナギの夢


そして夜
「パパ〜!一緒に寝よう!」
カンナギ「お前は一人で寝れないのか?」
「…パパ一人だと寂しいだろうから寝てあげるだけ!」
カンナギ「ふっ…別に一人でも寂しくねぇな。」
そう言うと涼子がぬいぐるみを抱きしめながら涙目になってカンナギを見つめていた。
「うぅっ……」
カンナギ「(意地悪し過ぎたか…。)悪りぃ悪りぃ。一緒に寝てくれねぇか?」
「………。」
カンナギ「(ヘソ曲げたか…。)涼子と一緒に寝たいんだけどな〜。」
すると涼子は笑顔になった。
「涼子、一緒に寝てあげるー!」
そしてカンナギの布団に潜り込む。
カンナギ「(…可愛い!が、そんなこと口が裂けても言えん。俺の柄じゃないしな…。)」
「涼子が大きくなってもパパとずっと一緒に寝てあげるからね!」
カンナギ「クグラのところに嫁に行ったら一緒に寝れないんじゃないか?」
「…じゃぁ、クグラお兄ちゃんも一緒に寝る!」
カンナギ「クグラも俺も別の城の王様で一緒には暮らせねぇからそれは無理だな。」
「ん〜……。」
涼子は本気で悩んでるようだった。
カンナギ「…クグラのお嫁さんはやめて、パパのお嫁さんになってくれねぇか?そしたらずっと一緒に寝れるぜ?(………ヤバッ!つい、言っちまったけどスゲー恥ずかしい!!)」
「パパのお嫁さんにしてくれるの?」
カンナギ「…あぁ。」
「涼子、本当はパパのお嫁さんになりたかったの。嬉しい!パパ大好き!!」
涼子はカンナギに口付けをした。
カンナギ「(娘と接吻しちまった!!)…っ!涼子…!?わーーー!!」
そして涼子の顔を見たカンナギは驚き叫んだ。
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp