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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第50章 父が来た


首都にて
「待ちやがれー!!変質者ー!」
ヤタカ「ん?なんか野蛮な女妖怪の声が聞こえたような…。」
「誰が野蛮な女妖怪だー!スケコマ紳士ー!!」
カンナギ「スゲー地獄耳。更にスゲー顔!」
結構距離があるのに涼子にはよく聞こえたようだ。
クグラ「あっ!涼子〜!!」
呑気に手を振るクグラ。
「どうでもいいが野郎ども!!その変質者捕まえてくれー!!」
クグラ「ガーン!!愛する俺が手を振ってるのに無視した…。しかもどうでもいいとか…野郎どもとか…。」
クグラは落ち込む。
ヨルナミ「そんなことで落ち込んでる場合じゃないですよ!例の変質者です!!」
ヤタカ「スケコマ紳士と言われるのは非常にムカつくが変質者を見て見ぬふりをするのは紳士ではないな。」
カンナギ「あんな変質者くらいすぐに追い込んでやる!」
全員で変質者を追いかけそして森の奥へ追い込んだ。
?「うっ…ここまでか…。」
「観念なさい!痴漢スケベ変態下着泥棒の罪で豚箱に放り込んでやる!!」
ヨルナミ「下着泥棒までしたんですか?」
「だって風呂敷にいっぱい何か入ってるじゃない?絶対アレは下着に違いないわ!」
変質者は妙な覆面を着けデカい風呂敷を背負っていた。
クグラ「確かに変態に風呂敷って下着泥棒っぽいよな。」
?「ふっ…痴漢とスケベと変態は認めよう!だが、俺は下着泥棒ではない!」
「そんだけやってりゃ充分だっての!!さぁ、さっさとその風呂敷の中身を出しなさい!」
?「それはできないな。これは大切な物なのだよ。涼子ちゃん。」
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