第49章 ヒキツとトミテ集
その2
育児経験のある人はご存知でしょうが赤ちゃんにミルクや母乳を与えた後にゲップさせますよね?ゲップをさせなかったり上手くできないと飲んだミルクや母乳を吐いて大惨事になります。
「ぎゃっ!!ヒキツがまた吐いた!!」
母乳を飲んだ後に背中をトントンしてもゲップをせずに眠ってしまったのでそのまま寝所に寝かせたら見事に全部吐き出しました。
クグラ「ヒキツは上手くゲップできないからなぁ…。トミテと同じようにやってるのになんでだ??」
「分かんないよ〜!赤ちゃんにも得意不得意があるんじゃない??にしても…全部吐いたからまた母乳あげないと。」
全部吐いたのでまた空腹になり愚図りだします。
クグラ「俺が後始末しとくから涼子はヒキツに乳やっとけな。」
意外と育児に積極的なクグラさんです。
そして母乳を与えまたゲップさせようと背中をトントンします。
「ヒキツ、今度はゲップしてね〜。」
でもなかなか出ません。
「もぅ、どうして出ないの〜。」
涼子はヒキツの顔を見つめながら言います。
手はかかるがなんやかんやで可愛い我が子。
「ちゃんとゲップしないと大変なんでちゅよ〜?」
そう言いながら何気なくヒキツのおでこと自分のおでこをピタッとくっつけたら…
ヒキツ「ゲフッ!!」
「………出た。てか、なんで??」
クグラ「ん?出たのか??」
「なんかね、『ゲップしないと大変なんだちゅよ〜』って言いながら何気なくおでことおでこくっつけたらね…見事にゲップしました。」
クグラ「…ぶふっ!!ギャハハハハハハ!!なんでその状態で出るんだよ??」
「分からないわよ。しかもちょっと汚げなゲップだったからなんか嫌。」
そらから背中をトントンしても出ない時はおでことおでこをくっつけることにしました。
たまたまが何回もあっただけなんでしょうが何故かそれでゲップが出るのでとりあえずミルクの吐き戻しは解決しました。