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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第48章 恋するヒモロゲ


そしてカセフノの城へ

カンナギ「おう!ヤタカ…なんでヒモロゲと一緒?」
ヤタカ「カセフノに用があるから乗せてくれと言われてね。」
ヨルナミ「そうでしたか…私の属鞘が申し訳ありません。ヒモロゲ、ちゃんと礼をなさい。」
ヒモロゲ「ヤタカ様ありがとうございました!では!涼子様ー!!」
ヒモロゲは涼子のところへ走って行く。
カンナギ「ヒモロゲは涼子に用事か?まさか今度こそ浮気!?」
ヤタカ「違う違う。恋の相談したいんだってさ。」
ヨルナミ「恋!?あのヒモロゲがですか??」
ヤタカ「詳しくは知らないけど今恋してて頭がいっぱいなんだってさ。」
カンナギ「ぶふっ!!…ヒモロゲが恋とか…ギャハハハハハ!」
ヨルナミ「カンナギ!いくら食べ物のことしか頭になさそうな見た目だからって笑ってはヒモロゲに失礼ですよ。」
ヤタカ「ヨルナミ…君も結構失礼だと思うよ?」

クグラの部屋にて
クグラ「涼子〜!チューして〜!」
大人の姿で涼子に抱きつく。
「クグラってば〜甘えん坊だなぁ。」
二人がイチャイチャしていると勢い良く扉が開く。
ヒモロゲ「涼子様ー!私の話を聞いてください!」
そして扉はとうとう壊れた。
「あー!ヒモロゲのバカ!!扉壊したら浮遊霊が入ってくるじゃないの!ちゃんと修理代請求させてもらうわよ!」
クグラ「つーか、なんでヒモロゲがここに!?ヨルナミ達が来るのは聞いてたが。」
ヒモロゲ「涼子様に私の悩みを聞いてほしいのです。」
「霊関連じゃないとそんなに力になれないと思うけど何か出たの?」
ヒモロゲ「二人でダイエット同盟を組んだ時に気になる娘が居るって話したじゃないですか?その話です!」
「あーね、恋の方か。告白するの??」
ヒモロゲ「迷ってるんですよ〜。告白するにしても初告白だからなんて言えばいいのか分からないし〜。」
ヒモロゲは手で顔を隠し体をちょっとくねらせながら照れる。
クグラ「(なんか気持ち悪りぃ…。)つーか、痩せた男が好きって言ってたから痩せるって言ってたよな?行動起こす前に痩せるのが先なんじゃねぇか?」
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