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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第48章 恋するヒモロゲ


ヒモロゲ「はぁ…気になるあの娘に想いを告げたい…。」
ヒモロゲは恋の病を患っていた。
ヒルコ「おい!ヒモロゲ!何仕事サボってるんだよ?」
ヒモロゲ「ヒルコちゃん!私は今とても悩んでいるんだ。」
ヒルコ「は?今晩何食べようかとか??」
ヒモロゲ「ヒルコちゃん…私は真剣なんだよ。恋の病ってやつさ…。」
ヒルコ「ぷっ!!」
ヒモロゲ「…今笑ったな?酷いじゃないか!!」
ヒモロゲは半泣きでヒルコに詰め寄る。
ヒルコ「悪りぃ悪りぃ。でもよ?そんなんでそこまで悩むか?十数年しか生きてない若造でもあるまいし。」
ヒモロゲ「だって…初恋みたいなもんだもん。今まで食う事とヨルナミ様に仕える事と食う事しか考えてなかったし。今はあの娘への想いで頭がいっぱいだ。あぁ、この想いどうしたらいいんだ!!」
ヒルコ「おい!食う事二回言ってたぞ!?…まぁそういう悩みなら涼子様に話すのがいいんじゃねぇか?クグラ様と夫婦円満だしよ。(それにあの人こういうことに首突っ込むの好きそうだし。)俺じゃ役には立てねぇ。」
ヒモロゲ「涼子様か…。うん!とりあえず行ってくるよ!」
ヒモロゲは走り出す。
ヒルコ「おい!!仕事してからにしろよ!!」
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