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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第47章 人面ムル


クグラ「は?人面??」
クグラはムルを見る。
クグラ「うげっ!!気持ち悪っ!!何だよコイツ!?」
カンナギ「だから人面ムルだって言ってるだろ。」
「元変質者で逮捕されて脱獄してきた奴がムルとぶつかってこんな姿になったのよ。封印して燃やしちゃおうか食べちゃおうかで議論中なの。」
カンナギ「元変質者ってか現変質者だけどな。」
人面ムル「だから燃やすのも食べるのもやめてください!死にたくない〜!」
「命乞いしてるから流石にやりにくくて…どうしたもんかと。」
クグラ「…罪人ならとりあえず警察に連れて行けばいいんじゃねぇの?」
「あぁ!そうか!警察に押し付けちゃえばいいのか!」
クグラ「押し付けって…。」
「じゃぁ、警察のところにレッツゴー!!」
涼子は人面ムルに跨った。
「さぁ、走りなさい!」
人面ムル「………ムフフフフ!!女の子の股が背中にー!ゲヘヘヘヘ!!太腿も当たってる〜!なんて柔らかいんだ!ハァハァ。」
クグラ「おい!この変態クソジジイ!!涼子の股も太腿も俺のだぞ!ハァハァ言うな!!」
「………やめんかーい!!」
涼子は人面ムルを投げ飛ばした。すると涼子の霊力と投げ飛ばされたショックでムルと変質者のおっさんが分裂した。
カンナギ「なんつー馬鹿力なんだ…。」
変質者「!?戻った!!やったー!!娘さん!お祝いに太腿スリスリさせてー!」
「まだ懲りてないんかーい!!」
今度は変質者のおっさんに回し蹴りをする。
変質者「ぐふっ!!…女の子の脚…サイコー!!」
そう叫ぶとそのまま気絶した。
「カンナギ、クグラ。このおっさん警察に突き出すわよ!」
カンナギとクグラに変質者のおっさんを運んでもらい警察に突き出し今回はお札などの除霊道具を使わずに終わった。

ちなみにムルはカンナギやカグツチの皆さんが美味しくいただきました。
カンナギ「このムル、涼子が投げ飛ばして伸びたんだぜ?」
オヒカ「え!?涼子様が!?なんて力なんだ…。恐ろしい。」
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