第46章 クグラの夢
カンナギ「なんだよ!涼子と遊んでやるって言って出てったくせに昼寝してたんかよ!」
クグラ「訳わからん…。お前達が涼子の兄ちゃんだ??」
ヨルナミ「そうですが?私たち五つ子じゃないですか。」
クグラ「は?五つ子?涼子は5歳で俺ら7歳だろ?もう一人は??」
カンナギ「本当に寝ぼけてやがる…。もう一人はアカチに決まってるだろ?」
「そういえばアカチお兄ちゃんどこ行ったの?」
ヤタカ「アカチはエミスと出かけてるよ?もうすぐ帰ってくるはずだ。」
すると扉が開いた。
アカチ「ただいま。」
「あ!アカチお兄ちゃん!お帰りなさい!」
アカチも小さい…。
アカチ「涼子、沢山遊んできたか?」(涼子の頭を撫でる)
「うん!でもクグラお兄ちゃん途中で寝ちゃったの。」
アカチ「クグラは仕方ないなぁ…。」(また涼子の頭を撫でる)
カンナギ「おい!アカチ!涼子に触り過ぎだ!」
ヤタカ「そうだぞ!みんなの涼子なんだから!」
ヨルナミ「みんなで平等に可愛がると約束したではないですか!」
なんなんだこの状況は…。涼子は俺のだぞ??
「お兄ちゃん達、喧嘩しちゃダメだよ?」
ヤタカ「ごめんごめん。でも喧嘩してる訳じゃないから大丈夫だよ。」(涼子の頭を撫でる)
「お兄ちゃん達仲良し?」
ヨルナミ「仲良しですよ。さぁ、まだ帰ってから手を洗ってないでしょ?洗ってらっしゃい。」
カンナギ「母さんがおやつに美味いもん作ってくれたんだ!早く食おうな!」
「うん!アカチお兄ちゃん、クグラお兄ちゃん、一緒にお手手洗いに行こう!」
アカチ「あぁ、ほらクグラも行くぞ?」
クグラ「あぁ…。」
なんでコイツらと兄弟でみんな涼子にデレデレなんだー!?涼子は俺の妻のはずなのに…まさか昨夜にお兄ちゃんと妹設定でイチャイチャしてたからこんなことになった!?