第39章 チュー
ウルキ「イーちゃん!チューしよ!」
イナミ「ヤー!きちゃない!」
ウルキ「チュー!」
イナミ「イヤ!バカ!おしっこたれ!うんこちんちん!」
「ちょっと!あんた達何やってるの?イナミはまた汚いこと言って!」
イナミ「ママ!ウルキがチューチュー気持ち悪い!」
「は??」
ウルキ「ウーね、イーちゃんとチューするの〜!」
「…な〜んだ、おふざけして遊んでるのね。」
イナミ「ちやう(違う)!あたちはチューしたくないの!」
「ウルキ、あんましつこくしないの!」
ウルキ「やーよ!ウーね、イーちゃんとパパとママみたいになるの!」
「パパとママみたい?」
ウルキ「パパとママいつもチューするでしょ?ウーもイーちゃんとチューして仲良くするの!」
そう言うとまたイナミにキスを迫るウルキ。
クグラ「ただいま〜!涼子〜!チューして〜!」
「お帰りクグラ!チューは待って!」
クグラ「何故に!?」
「ウルキがクグラの真似してイナミにチューしよう!ってしつこく迫ってるのよ。」
クグラ「俺はしつこくないぞ!つーか、別にウルキとイナミがチューしたっていいじゃんか!仲良くて!」
「イナミが嫌がってるから良くないの!」
イナミ「あたちウルキとチュー嫌!」
クグラ「なんでウルキとチューしたくないんだ?俺にそっくりで男前だしチューの一つや二つケチることねぇじゃねぇか。」
イナミ「…あたちパパ好みじゃないし。」
クグラ「ガーン!好みじゃないって…!イナミが俺のこと好きじゃないって言った!」
「異性としてってことでしょ?いいじゃない親子なんだから。」
クグラ「イナミは涼子にそっくりだから涼子に言われてるみたいでイヤなの!」
「…私はクグラ大好きだから言わないって。ウルキ?じゃぁイナミの代わりにママとチューする??」
ウルキ「ウーね、ママとはチューしないの。イーちゃんがしゅきだから。」
「…確かにクグラに拒否されたような気分になるわね。」
クグラ「だろ?コイツら俺らに似すぎなんだよな。」
ウルキ「イーちゃん、チューしよ?」
イナミ「絶対イヤ!」
「ここまで拒否されててもメゲないのは誰に似たんだろう…。」
クグラ「兄さんじゃねぇか?昔俺に冷たく当たられてても全然メゲたりしなかったぜ。」
「あぁ…確かにエトさんココ強いもんね!」
涼子は手で胸の辺りをトントンと叩きながら言う。
