第38章 雪女
今日はなぜか季節外れの雪が降っている。雪というより吹雪だが。
あまりにも寒いので部屋の暖炉で火を焚いてのんびり過ごしていた。
「ゔ〜寒い。昨日は暖かかったのに何なんだよこの天気は!」
クグラ「この国にしては珍しいよな。300年以上生きてるけど大雪なんて数回しか見たことねぇし。」
話しているとクグラに暴風の知らせが来た。
クグラ「こんな時に仕事か…。涼子、ちょっと行ってくる。」
「いつもと違って雪だから気を付けてね?」
涼子はクグラに口付ける。
クグラ「あぁ。イナミ、ウルキ、ヒキツ、トミテ、パパ行ってくるからな!寒いからって暖炉に近付きすぎるなよ?」
イナミ「分かってるわよ!」
ウルキ「パパ行ってらっしゃい!」
ヒキツ&トミテ「あ〜い!」
クグラは子供達の頭を撫で出て行った。
「こんな天気にいつもの格好で大丈夫かな…。腹下さないといいが。」