第37章 クグラ!日本へ行く!
そして日本に行く日
クグラは涼子が用意しておいた服を着ていた。
クグラ「なんか落ち着かない…。」
「すぐに慣れるって!」
エト「クグラ、涼子のご両親にきちんとご挨拶するんだぞ?あと、手土産は持ったな?渡すのを忘れないようにな。それと…」
クグラ「煩いなぁ!分かってるよ。それより子供らよろしくな。」
「あんまり帰り遅くならないようにするからね。みんな、エトさんや侍女さんの言う事ちゃんと聞くんだよ?」
ウルキ「は〜い!」
イナミ「煩いなぁ!分かってるよ。」
「イナミはパパの真似しないの!クグラ私の手ちゃんと掴んでてね!…じゃぁ行ってきます。」
そして涼子とクグラは日本へ行った。
日本にて
クグラ「ここが、涼子住んでた日本…。」
「そうだよ〜!先ずは私の実家に寄ってこうね!パパもママも今日家に居るから!」
クグラ「おぅ…(少し緊張してきたかもしれない。)」
涼子の実家は結構なお屋敷だった。
クグラ「!?なんだ、お前の親父って王様なのか??」
「いや、ちょっと裕福なただのおっさんだよ。結構大きい家だろうけどカセフノの城には負けるでしょ。さぁ、入ろう!」
「パパ!ママ!クグラ連れてきたよ〜!!」
ママ「あら、涼子帰ったのね。クグラさんいらっしゃい。」
クグラ「は…はじめまして!」
「あれ?珍しく緊張してる。パパは?」
ママ「向こうの部屋よ。さぁ入って!」
ドアを開けるとハリセンを持った涼子の父が飛び出してきた。
パパ「涼子ちゃんは渡さんぞー!!」
クグラに殴りかかろうとするが涼子の母に蹴りを入れられ阻止される。
ママ「ちょっと!何やってんのさ!!」
パパ「涼子ちゃんが結婚したなんて俺は認めんぞ!」
ママ「この前孫達に会ってジジ馬鹿やってたくせに今更何言ってんの!」
「クグラ、これが私のパパ。」
クグラ「…あの、クグラです。」
「クグラが!敬語使った!?」
ママ「そんなに珍しいの?」
「まぁカセフノの王様だし。」
ママ「あぁね。クグラさんとりあえず座って。この馬鹿は無視していいから!(馬鹿とは涼子父のことです)」
パパ「旦那様に向かって馬鹿とはなんだ!…グフッ!!」
涼子母に一発殴られる。
クグラ「(涼子と母ちゃんってそっくりだな…)」