第36章 4人の子供
「えっ!?何事!?…イナミ!ヒキツ!トミテ!やめなさい!!」
トミテはイナミの鼻の穴に指を入れ泣かしイナミは同じことをやり返しトミテを泣かし、ヒキツは暴れてウルキの顔面に思い切り頭突きをしウルキを泣かせていた。
ウルキ「ママ〜!!痛いよぉ!ふぇ〜ん!!」
クグラ「ウルキ…なんて迫力のない弱々しい泣き方なんだ。」
「今は泣き方なんでどうでもいいでしょ!ウルキ痛かったね〜よしよし。」
涼子はウルキを抱っこしぶつけられたところを撫でた。
クグラ「…俺がイナミに頭突きされたり蹴られた時は涼子抱っこして撫でてくれなかったのに!!」
「ウルキは小さい子供でクグラは大人でしょ!」
クグラ「俺は子供だ!」
クグラは神意を解き子供の姿に戻る。
「またそういう時だけ子供のふりして…。その姿がコンプレックスじゃなくなったのはいいんだけどさ…。」
イナミ「うぎゃーー!!トミテのバカー!!いだいよー!!」
「はいはい。痛いのは分かったけどトミテはまだ赤ちゃんなんだからやり返しちゃダメよ。」
涼子はウルキを抱いた状態でイナミの頭を撫でながら言う。
クグラ「トミテ…お前も鼻の穴に指入れるのはダメだぞ。自分もされて痛かったろ?もうやるなよ。って言ってもまだ分かんなぇか。」
クグラはトミテを抱き上げて言う。
「でも小さいうちから色々声かけて教えるのも大切だからね。」
トミテ「あぅ〜…。」
「にしても静かなのはヒキツだけだね。頭突きして頭痛いだろうに澄ました顔してる。」
クグラ「ウルキが赤ん坊の頃より大人しいよな。」
「てかさ、これじゃまだイナミとウルキにヒキツとトミテの相手しててもらうのはまだ無理そうだね。」
クグラ「あぁ…せっかく昼間からイチャイチャできると思ったのに。」