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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第34章 ナチルとチョコレート


ナチルはマリアに会ってからたまに涼子の所へ行くようになった。

クグラの城の応接間にて
ナチル「あの…涼子様?マリア様って今度はいついらっしゃるんですか??」
「いつ来るとかは聞いてないかな。私もあの日以来会ってないし。ナチルさんマリアに本気なの??」
ナチル「本気です!今度お会いできたら私の気持ちを伝えたくて…。」
「ん〜…マリアってさ男っぽい印象だろうけど普通にしてると結構普通に女だけどいいの??」
ナチル「いいんです!どんなマリア様でもマリア様に変わりありませんから!」
「そう?結構見た目と違って乙女で傷付きやすいからそれだけは覚えといてね?」
ナチル「もちろん。実は乙女なマリア様もなんか素敵だわ。」
「もうマリアだったらどんなんでも好きって感じなのね。あっ!これよかったら食べて?」
涼子は紅茶とチョコを出す。
ナチル「…これは噂の食べられるムルの糞ですか?前にカンナギ様と言う名の火だるま神鞘に無理矢理食べさせられそうになりましたけど…。」
「…カンナギのところでは食べられるムルの糞ってことになってるのね。これはチョコレートってお菓子で糞とは全く関係ないから!ただの甘いお菓子だから食べてみてよ!」
ナチルは恐る恐る食べてみる。
ナチル「…意外と美味しい。」
「でしょ?ちなみにチョコはマリアの好物だからね!」
ナチル「マリア様の好物…涼子様!これってどうやって作るんですか??」
「いや、チョコそのものの作り方はよく知らない。ナチルさんチョコ作る気?」
ナチル「マリア様の好物でしたら作って贈りたくて!」
「じゃぁ…チョコその物を作るのは無理だけど…チョコの形を可愛く変えたり文字入れたりして加工してみる?それを贈ったら?」
ナチル「やります!涼子様教えてください!」
「じゃぁやってみようか!」
2人はチョコ作りを始める。
まるでバレンタインに女の子二人で好きな男の子にチョコを作る時のような光景である。
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