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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第32章 クグラの誕生日


イナミ「ん?違うよ!アンパンパンの絵だよ!」
ウルキ「ウーはね!エト描いたの!」
クグラ「……………。なぜに!?」
イナミ「だってあたち、アンパンパンが一番しゅきだから!」
ウルキ「ウーはエトが大しゅきなの!パパもしゅきだよね?」
「二人とも〜パパの誕生日なんだからパパ描けばいいのに〜…。」
イナミ「いいの〜!はい、パパ!」
クグラ「ありがとうな…。」
ウルキ「ウーのもあげるね!」
クグラ「ウルキもありがとう。」
なんか少し悲しそうな顔をする。
「クグラ…。私からもあるんだよ!誕生日おめでとう!」
涼子はクグラにプレゼントを渡した。
クグラ「涼子!ありがとう!」
今までで一番嬉しそうな顔をした。
「開けてみて?」
包みをあけるとそこには…
クグラ「…これは?」
「魔除けの蛇の置物だよ!綺麗でしょ!」
確かに煌びやかな置物ではあるが正直センスは非常に悪かった。
クグラ「…うん。ありがとうな。」
クグラはなんとも言えない気持ちになった。
「あとね…今夜は二人きりで過ごそう?」
クグラ「!?本当か!?」
「うん…。子供達は今夜は侍女さんとエトさんにお願いしてあるから…。」
クグラ「やったー!!よし!早く子供ら預けてこよう!」
「いや、まだ夜じゃないから!」
プレゼントより夜のお楽しみのが嬉しいクグラなのであった。
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