• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第4章 カンナギに恋する女の霊


カンナギの部屋
オヒカ「カンナギ様失礼します。クグラ様と涼子様がいらっしゃいました。」
カンナギ「?なんの用だ??」
クグラ「おぅ!カンナギ!いきなり悪いな。」
「こんにちは。実はカンナギに会いたいという霊に遭遇しまして。」
カンナギ「霊だと!?俺は呪われる覚えはないぞ!」
「いやいや呪われてるわけではなくて、なんだか…カンナギのこと好きなんだってさ。」
カンナギ「は??」
「10年くらい前にカンナギに助けられて一目惚れしたらしいよ。で、カンナギをまた見かけて追いかけようとしたらムルの群にぶつかって打ち所悪くて死んだんだと。」
カンナギ「全然覚えてない上になんか間抜けな…。」
「間抜けとかは言うなって。まぁ霊もカンナギと話せたら成仏してくれるだろうし…私の体に乗り移って話せるようにするからちょっと相手してくれ。」
カンナギ「…まぁ別に話すだけならいいが。」
クグラ「ちょっと待った!!」
「何よ?クグラ??」
クグラ「乗り移るのは涼子の体じゃなくて俺にできないか?」
「できるけど…なんで??」
クグラ「ヨルナミの時みたいに涼子の身体のまま抱き合ったりされたら俺耐えられない。」
「…恋人同士じゃないから抱き合うことはないと思うけど。」
クグラ「いいんだ!とにかくできるなら俺に乗り移らせてくれ!」
「分かった分かった。じゃぁクグラそこに座ってね。」
クグラ「おう!」
「じゃぁいきま〜す!」バコッ!!
クグラ「グアッ!!」
涼子クグラを殴って気絶させた。
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp