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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第30章 昔の夢


兄1「俺もお兄ちゃんと呼んでくれ!」
兄2「俺も俺も!!」
父「はい!はい!お父ちゃまと呼んでくれ!!」
兄1「は?何がお父ちゃまだ!?」
兄2「父さん、いい歳して気持ち悪っ!!」
父「いいだろ!?俺は娘に憧れてたんだ!なのにお前らみんな揃って股間に余計なもの付けて生まれて来やがって!」
エト「父さんも兄貴達もこの子の前でやめろ!大人気ない!……ところで、もう一度呼んでくれるか?」
「エトお兄ちゃん…。」
クグラ「俺も!クグラお兄ちゃん!!」
「クグラお兄ちゃん…。」
みんなデレデレしてるなぁ…。そんなに娘や妹を求めてたのか。
「お父さんとお兄ちゃん達…私お腹空いた。」
父「あぁ、そうだな!おい!母さん!飯はまだか!?」
母「もうできてるわよ!あんた達がデレデレしてて気持ち悪いから落ち着くまで待ってたの!」
父「デレデレとはなんだ!」
母「さっきまでちょっといやらしい顔してたでしょ!この子に妙な気は起こすんじゃないよ!」
父「は?ただ娘が出来て嬉しかっただけだ!」
「あの…お父さん、お母さん、喧嘩しないでください。」(ちょっと涙目。)
クグラ「父さんも母さんもやめろよな!」
母「お母さん…あぁ、まるで娘が出来たみたい!私、娘に憧れてたのよ!子供4人も産んだのにみんな股間に余計なもの付けて来ちゃってね。」
お父さんと同じ事言ってら。似た者夫婦なのね。
父「ところで三神涼子じゃ名前長すぎるよな?」
「あぁ、涼子って呼んでください。向こうの世界でもみんな涼子って呼んでますから。」
父「涼子な!」
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