第26章 呪いの仮面
ある日の朝家族で朝食を摂ってると扉を叩く音がした。
ヒルハ「クグラ様、涼子様!朝から申し訳ありません。」
「どうしたの?ヒルハ?」
ヒルハ「昨晩ラミさんに会って来た時に妙な話を聞きまして…涼子様に相談に乗っていただきたいのですが…。」
クグラ「昨晩会って来た〜?…なんだ?あんな事やこんな事してきたのか?」
ヒルハ「いやいや!ヒルハとラミさんはまだ清い関係ですから。」
「そんなことより相談って何よ?付き合ってからの恋愛相談はあまり自信ないわよ?」
ヒルハ「はい、それはヒルハもあまり期待してません。」
「おい!付き合う前の相談乗ってやっただろうが!」
クグラ「なぁ…本題に入らなくていいのか?」
ヒルハ「あぁ!すっかり忘れてました。ラミさんの住んでる村である仮面が外れなくなって困ってる人がいるとか、それが呪いの仮面だとか言う話がありまして。」
「外れない以外に何かあるの??」
ヒルハ「なんかずっとその辺を徘徊してて休む間もなくて衰弱してきてるとか…。」
「…今日その村に行ってみましょうか。ヒルハ案内してくれる?」
ヒルハ「もちろんです!お願いします!」
クグラ「俺も行く!」
「クグラは仕事ないなら子供らの相手しててよ〜。」
クグラ「…涼子はヒルハと二人になりたいのか!?」
「そういう気持ちは一切ない!」
ヒルハ「ヒルハもです!」
クグラ「二人とも息が合ってる…。絶対俺も付いて行くからな!」
「クグラったら…子供なんだから。」