• テキストサイズ

クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第3章 ヨルナミと母上


クグラ「涼子!大丈夫か??」
「大丈夫だよ、クグラ。…ヨルナミさん、ちゃんとお母さんと話せたかな?」
ヨルナミ「話せました。まさかまた母上と話せるとは思ってなかったので…本当によかったです。最初は半信半疑でしたがあれは間違いなく母上でした。涼子さんありがとう。」
「いえいえ。お母さんも成仏できたみたいだしよかったよ!もしかしたらヨルナミさんの子孫として生まれ変わってくるかもよ?」
ヨルナミ「…では、すぐに身を固めて子供を生んでもらわなくては。」
クグラ「前から思ってたけどヨルナミって母ちゃん大好きだよな。昔もよく事あるごとに『母上に顔向けできません。』とか言ってたしよ。」
「あぁ…ヨルナミさんってマザコンってやつか!」
クグラ「まざこん??」
「私の国でお母さん大好き息子をマザコンって呼ぶのよ。」
ヨルナミ「…母上を好きなことは認めますが、なんか嫌な感じですね。」
「ははは、こりゃ失敬しました!クグラ、ではそろそろお暇しますか!」
クグラ「そうだな!じゃぁなヨルナミ、俺ら帰るわ!」
ヨルナミ「…クグラ、別れの挨拶は『じゃぁな』ではなくて『さようなら』でしょう。何年も注意しているのにあなたと…」
クグラ「はいはいはい、さようなら〜」
ヨルナミの話の途中でクグラは涼子を抱えシナドで空を飛びさっさと出て行った。
「ヨルナミさんお邪魔しました!」(大声)
ヨルナミ「…まったく。…でも今日はいい日でした。」

「ちなみに弟大好きなエトさんはブラコンっていうんだよ!」
クグラ「俺は兄さんより涼子のが好きだ!」
「それエトさんが聞いたら泣くんじゃないの?」
/ 603ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp