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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第25章 哭多はハエ叩きではございません


翌早朝
クグラ「………ん?涼子??」
クグラが寝所で目を覚ますといつもは涼子が横に居るのだが今日は居なかった。
クグラ「…便所か?」
クグラはさほど気に留めず二度寝した。

二度寝後
クグラ「………あれ?また涼子いない?」
イナミ「ママぁ!どこ??」
ウルキ「パパ!ママいないの!…ふぇ〜ん。」
クグラ「え?ずっと戻ってきてないのか??」
イナミ「起きてから見てないよ。ママぁ…。」
クグラ「涼子ー!!どこに居るんだー!?」
どこかで倒れてるのかもと思い部屋全体を探した。
クグラ「いない…外に出たのか?」
寝所に腰掛けどこに居るのか考えていると小さい声が聞こえた。
「ぁ…ょぉ……。」
クグラ「!?どこからだ!?」
「……ょ……ぇ」
布団を避けると中にフィギュアサイズになった涼子が居た。
クグラ「え!?涼子!?」
「はぁ…苦しかった。布団が避けられなくて出てこれなかったのよね…。参ったわ。」
クグラ「なんでそんな姿に!?ちょっと嬉しいけど。」
ちなみに涼子は体だけ小さくなったので裸である。
「喜んでる場合じゃないの!おそらく昨日妖怪の針に掠ったのが原因だと思う。もろ刺さったわけじゃないから後から症状が出たんだろうけど…たぶん被害に遭った人達も消されたんではなくて今の私以上に小さくされた可能性もあるわ。」
クグラ「………。」
「クグラ??」
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