第25章 哭多はハエ叩きではございません
最近小さい虫の妖怪が出るようになった。その虫の飛ばす針に刺されると消えてしまうらしい。今回も涼子は神鞘ズに協力してもらいその妖怪を捕獲し封印しようとしていた。
「カンナギー!そっち行ったよ!!」
カンナギ「おう!!…くそっ!クグラー!そっちだ!!」
クグラ「おりゃー!…ダメだ。ヨルナミ頼む!!」
ヨルナミ「はい!!…捕まらない!!ヤタカ!」
ヤタカ「なんで僕らが虫取りなんて!!」
今回、神鞘ズの持ってるのは劍神ではない。虫取り網なのである。
ヤタカ「涼子!そっちに飛んで行った。」
「わかった!!きゃっ!!」
虫妖怪の飛ばした針が涼子の手を掠った。
クグラ「涼子大丈夫か!?」
「ちょっと掠っただけ…。てか、逃げられたー!!あんなに苦労して見つけたのに!!」
ヨルナミ「仕方ありません。今日は暗いですし、涼子さんも怪我してしまいましたからまた明日にしましょう。」
カンナギ「そうだな。おい、涼子!擦り傷だからって油断しないでちゃんと薬塗れよな。」
「うん、分かってるよ。みんなお疲れ様ね。」
ヤタカ「では今日は解散ということで。」
クグラの城にて
クグラ「涼子…手ぇ痛くねぇか?」
「大丈夫だよ。さっきヒルハが手当てしてくれたから!」
クグラ「なに!?ヒルハだと!?あいつ…俺の涼子の手をにぎにぎしたな!?」
「いや、薬塗ってくれただけだから。」
クグラ「他の男が触ったなんてとんでもない!俺が消毒する。」
クグラは涼子の手を取り頬擦りした。
「クグラってば〜。」
二人はイチャイチャしていた。それを見ていたイナミとウルキは涼子とクグラの真似をしていた。
ウルキ「イーちゃんの手っ手にぎにぎ!」
イナミ「ウーの手ぇ擦り擦り!パパとママと一緒〜!」
「イナミとウルキが真似してるよ!」
クグラ「二人ともパパとママみたいに仲良くするんだぞ〜!」
まぁそんなこんなで家族仲良く過ごし皆で一緒に眠りました。