第23章 イナミとウルキ集②
その3 ウルキの困ったところ
最近はイナミのことばかりだったがウルキにも困った点があるのである。
普段は大人しいし一人でお利口に遊んでてくれるしちょっとか弱いが育てやすい子にも思えるのだが…
ウルキ「ママぁ…ママー!!」
「ウルキ…ママちょっとおしっこだからイナミと遊んで待っててよ。」
ウルキ「やんやー!!ママと一緒ぉ!!」
イナミみたいにうんこ見せろとかは無いのだが最近は同じ空間に大人が居なくなると不安になるのかトイレに行く為にイナミと二人だけにしようとすると大騒ぎになる。2歳になって今更後追いをするようになったのだ。
「恥ずかしいからダメ!」
一緒に入ろうとするが涼子は拒否して強引に扉を閉めた。
ウルキ「……うわ〜ん!!ママぁ!ママー!!出てきて!!ママぁ!!」
トイレから出るまでドンドンと扉を叩き続けるウルキ。
「はぁ…落ち着かない。」
そしてトイレ終えてウルキを抱いて部屋に戻る。
クグラ「ただいま〜!」
「あっ!クグラ、お帰りなさい!」
クグラ「涼子〜お帰りなさいのチューして〜!」
「はいはい。」
軽く口付けする。
クグラ「…なんだ?またウルキは泣いてるのか?」
「トイレ入っただけで扉叩きながら大泣き…。」
クグラ「まぁうんこ見せろよりマシだろ。」