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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第3章 ヨルナミと母上


ヨルナミの城にて
クグラ「おーい!ヨルナミ!!入るぞ。」
ヨルナミ「クグラ…。人様の部屋に入る際には失礼しますと言うべきでは?」
クグラ「おい、涼子。どうだ?その霊の反応は?」
『!?思い出した…。ヨルナミ…。」
「やっぱり当たりだ!」
ヨルナミ「あなた方は…いきなり来て何なんですか??」
「あぁ、ごめんなさいヨルナミさん。実はこの女の人がヨルナミさんに会いたかったみたいで。」
ヨルナミ「?どの女の人ですか??」
クグラ「おいおい涼子。霊は普通の人間には見えないんだって!」
「…あんた達超人みたいなもんなんだから霊の1つや2つ見れるようになりなさいよ。」
クグラ「そりゃぁ無理だ。嫌いな野菜食べるよりも無理。」
「いい歳して野菜の好き嫌いしないの!」
ヨルナミ「あの…用がないなら帰ってくれません?」
「あぁ!度々ごめんなさい!実は今私の隣に女の人の霊が居てその人ヨルナミさんのお母さんだったみたいなんですよ。」
ヨルナミ「!!まさか…母上がここに!?」
「はい。息子さんに会いたいって言ってて。特徴聞いてヨルナミさんかなぁと思ったんで。」
ヨルナミ「…涼子さんは霊能者というのは聞いてましたが…。本当に母上が居るのですか?」
「居ますよ。ただ霊そのものを見せるのは今は無理なので私の身体を使って話してもらうしかないんです。お母さんそれでもいいです??」
『構わないです。ヨルナミと話したい。この子とどうしても話したい…。』
「では、私の身体を解放します。ゆっくり入ってください。」
霊は涼子の身体に乗り移った。
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