第6章 集会と謎
『ドラケンも』
「アッ君も」
『杏花も』
「ヒナも」
「はい!」
3人も骨格が段々と上がっていく。
『「最高 じゃん! / じゃねーか!」』
タケミチは嬉しそうにそう言うと手を差し出す。
「絶っ対ぇドラケンを救ってくるぜ!」
「お願いします!」
ナオトと握手をした瞬間
タケミチの身体がぐらりと傾くと、そのまま床へと音を立てて倒れた。
「どうやら行ったみたいですね。」
『うん。』
「さぁ、義姉さん。準備はいいですか?」
『いつでもいいよナオト。過去に戻って次こそは必ずドラケンを救ってみせる!期待して待っててよ。』
リツカはそう言うと首からペアリングを外し、小指へと付ける。
「はい!約束です! 」
そしてその指でナオトと指を絡め合うと、パキン。頭の奥で何かが割れる音がして、意識が暗転した。