第4章 喧嘩賭博!?
ガシッ!!
「あ?」
「その手ェ離せ!バカ野郎!!」
今度の俺たちは
ヒナを.....杏花を.....
"守るよ"って約束したんだ!!
「テメー誰に向かって口きいてんだ!?」
「もう二度と譲れないものがあんだよ!!」
「は?二度と?」
「はーあ。せっかくダチになれると思ったのにザンネン♡リアもせっかく可愛がってやってたのになぁ。」
さっきまでにっこりと笑っていたマイキーは顔から笑みが消える。
「さて。どーやって死にてぇ?」
「っ.....」
『....』
ゾクッ!
マイキーの冷たい瞳に睨まれた瞬間
言いようのない悪寒が2人の体を駆け巡る。
「二度と人前に出られねー面にしてやるよ。」
『っ!』
「1つ約束しろや。ヒナには絶っ対ぇ手ぇ出すんじゃねーぞ!!」
「は?知らねーよ。」
マイキーが拳を振り上げたその時
リツカがトンッ。とタケミチの身体を押して自分と場所を入れ替える。
「「リッカ君!!」」
殴られる。
そう思い、覚悟を決め目を閉じた瞬間
ポン。とリツカの頭に手を置かれた。
『?』
「なーんてね。」
「へ.....?」
「バカだなータケミっち。女に手ぇ出すわけねーじゃん。」
よしよしとリツカの頭を撫でながらマイキーはそう答えると、ふわりとリツカを抱き上げた。
「リアも。少し冗談真に受け過ぎ。でもそこがお前のいいところだけどな♡」
『わぁ!?マイキー!なんで抱き上げるの?💦』
「リッカが誰かに凄んだの久しぶり見たな。」
『ごめん!ドラケン💦カッとなってつい.....マイキーもごめんな?』
「いーよ別に。リアは仲間思いだしな!けど俺ちょっと怒ってるから。」
『えぇ〜そんなあぁ......』
「今度、一緒に走りに行ってくれるなら許してあげる。」
『わかった!わかったから下ろして!』
「ダーメ、お仕置な♡」
『う〜恥ずかしぃ....』
わちゃわちゃとし始めた2人見てタケミチと日向はお互いに目を向ける。
「あれ?タケミチ君。この人たちって───」