第18章 総決算と決意*
集会は結局芭流覇羅が東卍に降る形と特攻隊が新 零番隊になりリッちゃんが隊長として継続されることとして終わった。
後、俺が壱番隊隊長になったことも。
自体は悪化し続けている早めに手を打たなければならないが俺だけの頭じゃ事態を修習させるのは困難だろう。
「(これからどうしよう。一旦リッちゃんと相談するか。)あ!噂をしてればリッちゃん─────」
人が少なくなっていく武蔵神社の階段をゆっくりと降りているとリツカが辺りをキョロキョロして茂みに入っていくのが見えた。
『ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...ハァハァ!!ッ!アグッ!!』
「!?」
こっそり背中を追いかけると誰にも見つからない茂みの奥でリツカは胸を押え悶え苦しんでいる姿があった。
「リッちゃん!」
『タケミチッ.....ハァハァ.....ウグッ!!』
「薬は!?」
『右ポケットの中......』
咄嗟に右ポケットの中に手を突っ込むと、吸入器型の薬が出てきて、タケミチはすぐさま蓋を外すとリツカに吸入口を加えさせる。
カシュー。カシュー。カシュー。
『っ.....ハァハァ......』
「大丈夫かよ。」
『ちょっと無理が祟っただけ。もう大丈夫よ。』
そう言うリツカの額には汗が滲んでおり、どれだけ痛みに耐えていたのか察したタケミチは思わず言葉を噤む。
「オマエらそこで何してんの。」
『「!!?」』
『「マイキー / マイキー君!!」』
「2人で何してんの?」
マズイ何か怪しまれている。
どうやら後遺症のことはバレてはいないようだが、恐らくは浮気とか思われているのだろうが。
ここでボロを出す訳には行かない。
何とかしないと。