第17章 ハロウィンと隠し事

『ど、ドラケン〜そ、そんなに怒らないでよぉ.....』



「キレるなって言う方が無理あるわ！！あのなぁ！オマエあれだけマイキーに口挟むなって言われてただろ！なんで口挟んだ！」



『だ、だってぇ』



「"だってぇ"もクソもねぇ！それに大人しくしとけって言われてなんで半間と暴れた！アホかテメーは！オマエな背中刺されて死にかけたの忘れたのか！？それとも自分が怪我人だって自覚がねぇのか！？あ"ぁ！？」



『(怖っ！)怖っ！』



「リア、思ったこと口に出てるよ〜」



『ド、ドラケンだって刺された後喧嘩してたじゃん！』



「俺はちゃんと治るまで大人しくしてたわ！」



『うっそだぁ！』



「嘘じゃねぇわ！テメーは俺をなんだと思ってんだ！まめチビ！！」



『まめチビじゃない！』



「口答えすんな！！」



『ヒィッ！理不尽！』



「先生からも言われたよな？暴れんなって。俺たちからも言ったはずなんだがなぁ？テメーは聞いてなかったのか？それとも何度も言わねーとその脳ミソに届かねぇか？？何度いゃあテメーの脳ミソはわかんだ！？それとも頭かち割って直接教えた方がいいのか！？」



ギリギリギリギリ



『おぎあぁぁぁ────！！割れる！割れる！頭割れるうううぅぅ！！！』



顔面をドラケンの大きな手で掴まれギリギリと力を入れられ圧迫される。