第17章 ハロウィンと隠し事
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あれから数日が経過し、今日は検診の結果によってはいよいよ退院日が決まる日だ。
朝食を食べ終え、学校から出されている課題を解いていると突然カーテンが開き1人の看護師が入ってくる。
「おはようリツカちゃん。調子はどう?」
『おはようございます。もうほとんど大丈夫です。』
「そう。ならよかったわ。あ、またあの男の子たち来てるわよ。毎日毎日本当に優しいお友達ね。」
『ええ。本当に。私には勿体ないくらいです。』
「あら、そうかしら?随分とお似合いよ?あの中に彼氏とかいるの?」
『......実は』
カクカクシカジカ