第12章 Hospitalization
「うむ!これは時間の匂いがしますね!!ワトソンくん」
「ヒナ?」
「とにかく!ドラケンくん命且つ伊織さん大尊敬のエマちゃんがこんなことするはずない!!
マイキーくんもだよ!何か裏があるはず!!
そうだよね!タケミチくん!!!」
「あ…うん!
きっとそうだ!!」
エマちゃんのことはヒナの方が詳しいけど…マイキーくんの伊織さんへの好意は本物だ!
俺が見てただけで殺されそうになったし、怪我した時の焦り様は半端じゃなかったし!!
…とは思っていても、目の前の2人は…
「くっつくなよ」
「やーだ♡
えへへ」
仲良さそうに腕を組んでくっついて歩いてる
伊織さんともマイキーくんそんな風に歩かないのに…
ドラケンくんに至ってはそんな近くにも行ってない筈だ…
「この謎は私が解いて見せる!!ジッちゃんの名に掛けて!!!」
ここでヒナの探偵スイッチが入った
確かにナオトの言う通りごちゃ混ぜだ
ワトソンくんからのジッちゃんって、、、
「2人とも早く!!
後つけないとだよ!!」
本当に大丈夫か?
そう思いながらもやっぱり2人のことは気になって、ヒナとナオトと一緒にマイキーくんとエマちゃんの後をつけて歩いた
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マイキーくんとエマちゃんをしばらく付けていると、2人はあるカフェに入る
そのカフェはマイキーくん達の他にも数人のお客さんがいて、その人達はみんなカップルだ
こんなところに2人が…
「あーん」
「ん、」
「どう?」
「うん、美味い」
「でしょ!」
エマちゃんがマイキーくんにあーんって!
あーんってした!!!
その姿は幸せそうなカップルそのもの…
「見たまえワトソンくん」
「え?そのパイプどこから…」
「いいから!エマちゃんのあの目!見て!」
「目?」
「あれは絶対恋してる目!女の勘よ」
「なるほど…」
確かにマイキーくんを見つめる目はキラキラしている
そして健全な男子中学生としてはエマちゃんの体型がはっきり出てる服装にも目が行くわけで、、、
「確かに、恋してる目dーボゴッ!
「不潔!!どこ見てるのよ!」
「出た、姉ちゃんの探偵パンチ」
…なぜバレた…