第11章 Bloody Halloween
「参番隊50人対…俺!!」
場地くんのその声に視線を戻す
「フン!」
「上等上等!!」
場地くんは長い髪を纏めて、鉄パイプを片手に好戦的な笑みを浮かべていた
流石に50対1は、、、
「行くぞオラァァァァ!!!!」
そう声を上げると、一気に敵の高さまで上り詰め、一瞬で4人を吹っ飛ばす
「うおっ強ぇ!!!」
「場地さん舐めんなよタケミっち。
あの人は出来ねえ約束はしねぇんだよ!」
千冬が自分のことのように嬉しそうに自慢する
…でも、確かに強い
カッコいい、、、
これならイケる!!
やっぱり伊織さん!止めなくて正解ですよ!
稀咲はここで終わりだ!!
ほら、もう稀咲の後ろに…!
「っ!」
場地くんは振り返った稀咲の首に鉄パイプを突きつけていた
「…チェックメイトだ。」
「くっ…」
「稀崎…」
「…」
すげぇ…場地くん、、、
本当に…本当に、勝っちまった
「え?」
「…場地さん?」
ボタ…ボタボタ、、、
「ゴフッ…」
ビチャッ
「…はっ、、場地さ………ぁ、、ぁぁっ、…!」
「…ゴホッ…クソッ、、ここまでか、」
「え…」
ドサッ
場地くんが膝をつき、稀咲の前で倒れた…
「ゴポッ!」
「っ!!!場地くん!!」