第11章 Bloody Halloween
まずは圭くんを探さないと…
どこ…?
「オラァ!!」
『っ!』
横から殴り掛かられる
咄嗟に反対側に飛んで勢いを殺すけど、飛んだ先にもやっぱり人がいて思うように動けない
…乱戦なんていつぶりだろう
というか、喧嘩なんてこの体でも軽く2年はやってない
それにやっぱり高校生…デカイな
『ふっ!』
「うおっ!」
上手く入れないとやられる
…一撃がしっかり効いてくる場所に当てないとキリがない
例えば…
ヒュッ!
ゴッ
首の後ろとか
ドゴッ
喉とか
「テメェ…」
『…』
そして相手の力も利用する
まともにやってたら体力が持たない
「ガキが!!調子に乗んなよ!!!!」
パシッ
「あ?…っ!グハッ」
繰り出されるパンチを避けてその手を下に押す
そして相手の脚を思いっきり蹴り上げると、拳を地面についた瞬間思い切り一回転
多分この人はしばらく動けない
それにしても…圭くんが見つからない
…守りようがない、、、
…
…
…
…なら次だ…!
圭くんを襲うのはカズくん
それならカズくんの位置を補足し続ける…!!!
『…いた』
カズくんは万次郎と向かい合ってる
…絶対に目を離さないように、、、
ヒュッ!
ドッ
『…大丈夫?』
「ああ…助かった、、、
俺もドラケンに続くぜ…!」
そう言って立ちあがろうとする伍番隊の子
…左足、折れてるな
『…脚折れてるから立たないで端っこに行ってた方がいい。』
「はぁ!?なこといってられ「オイ!!」
その声…たかちゃんだ
嘘、もうバレたの…?
あまりに早すぎる…
私は思い切り走って声を上げたたかちゃんから逃げた
ーーー
ーー
ー